蹴りたい背中

綿谷りさ「蹴りたい背中」。

先日、会社の飲み会があり、7時開始なのに、会場に6時に付いちゃって、近くの居酒屋に一人入って、熱燗とおでん(厚揚げ)をいただく。熱燗は、熱燗をつける道具があって、適温にしてくれる。普通の店ではないもので、うれしい。出てきた熱燗は、すばらしく適温。
こんな店が近くにあったらなぁ。



少し飲んで、まだちょっと時間があったので、本屋に入る。帰りの本がなかったので、物色してたところちょっと目に付いて、購入。


帰りに読んでみる。
とりあえず、行間が広い。詰めれば半分の厚さになるのでは?別にいいけど。



一通り読んで、うーーん。



悪くはない。
瑞々しいといえば、そうだろう。
学生時代の細かい感情の機微を余すことなく捉え、その上、いわゆるプレイじゃなく、リアルな、Sな感情を表現する。



でもなぁ。




これが芥川賞
そう思わなければ、いい作品だと思うんじゃないかと思うけど、
賞のことを知っちゃったんで、なんだかちょっと。




解説で斉藤美奈子が、とても好意的な解説を書いているのが、意外。