東京から名古屋へ

旅も4日目。

昨日のバー「OASIS」で聞いた、
朝からやっているという池袋の「ふくろ」を見てみるが、朝から満員。
赤羽の「まるます屋」へ行こうと北赤羽までいって店を発見するが、どうも様子が違う。
入ってみるとまだやっていない。
実は本店ではなく、本店は赤羽だそう。赤羽までおりかえす。
赤羽はThe ピーズのアルバムタイトルにもなる土地。
はるがいないかななんて考えながら、駅前の商店街をあるくとわりとすぐ見つかった。
おもてでは、親父さんが魚をさばいている。

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入ってみると朝10時半というのに、満員。みな楽しそう。
おおきなコの字のカウンター2つが昭和30年代の雰囲気。あとはテーブル席が2つ。
お酒は「丸真」を注文。赤羽の地酒だそう。飲みやすい。たぶんメインは富久娘。名前にちなんで「かわいいこ」と呼ばれているようだ。
朝から、うなぎのかば焼きを注文する。ふっくらしてうまい。
そして鯉こく。絶品でしょう、これ。隣の人が私の注文を気をにしてか、リピートしているのがうれしい。
他にも、うなぎ、まぐろ、鯉など魚以外にも、とんかつ、たまねぎの串揚げ、チョリソー、など多種。どれも安い。
この店もたぶん大半は常連さん。この旅を通じて、やはりいい店は、お客さんの顔がとてもいいと感じた。それがまた、店を作っている。



入口には「酔った方はお断り」との張り紙。中では「お酒は1人3本まで」。楽しくのめる店つくりに努めているのがわかる。
ゆっくり飲んで、帰路につく。

名古屋へ到着。

前から行きたかった伏見の名店の誉れ高い「大甚」へ。

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太田さんの本のとおり、入口に樽が鎮座している。
賀茂鶴のお燗をいただく。うまい。
つまみ自分で小皿を取りに行くスタイル。
色々あって迷ってしまう。
結局、カマスのひもの、しらあえ、卵焼き、たこぶつを頼む。
どれもおいしい。もう一杯ひやをいただいた。

途中、写真家の浅井慎平さんがいらした。


2時間ほどで店を出て、最近お世話になっているワインバー「UNICO]へ。
楽しく話をさせていただき、家路へ。


ほんとに、いい旅であった。特に「一心」「鍵屋」「斎藤酒場」「大甚」は破格。
近くにこんな飲み屋があったらなあ。



でも。



前に住んでいたところの馴染みの居酒屋は、
ほんとにすばらしい店だと、改めて思った。
変な言い方だけど、全国レベルだと思う。
人生の中で、あんないい出会いをさせていただいたことは奇跡に近く、うれしいことであったと思う。


ということで旅の思い出を絞めます。