さらにアケミちゃん

さらにじゃがたらについて です。

実は、じゃがたらについて語ろうとすると、
少しの後ろめたさがいつもついて回ります。

じゃがたら、そしてアケミちゃんの存在を知ったのは、
多分ロッキンオンでのインタビューだったと思います。
多分一時退院のころだったと思います。
そのインタビューの中で、アケミちゃんは、
ライブで皆、同じような踊りしかしない、
ラジオ体操でもなんでもいいから、好きに踊ってしい、
というようなことを語っていた記憶があります。
(間違ってたらすみません。)

その後、じゃがたらがメジャーデビューし、
多分ライブには2回行ったと思います。
どちらのライブも演奏としては素晴らしく、
(特に、ライブバージョンの「タンゴ」は凄かった。)
自分も、そして、会場中も踊っていたのですが、
自分が自分だけの踊りをしたかというと
そうではなかったなぁと思うのです。

アケミちゃんの語りたかったことは、結局、
自分を開放して、楽しくやれ、って
ただそのことだけだったんじゃないかと、
勝手に思ってます。
ただ、そうするためには、とても強くなければならない、
その強さを持てってことだったのだと。
そんな意味で、ライブで、そうできなかったのではと、
付け加えれば、今、そうできているかと、
少し後ろめたいのです。

ライブ1回目はまだ、サングラスをしている時間が多く、
精神的にまだ完全ではないのだなぁとなんとなく感じました。
2回目はかなり元気な感じがして、どこかほっとした気がしました。
でも結局、早すぎる死を迎えてしまいました。
もう、アケミちゃんがオーディエンスを見ることはない。