小川洋子「やさしい訴え」

月曜日の夜、眠れなくなって、
小川洋子「やさしい訴え」を読了。
恋愛における気持ちのゆれや嫉妬など、きめ細かい描写は良かったけど、
なんだか、深遠で悲劇的な恋愛の理想像って感じで、今ひとつ心に響かないなぁ。
登場人物が、なんだかとても傷ついていて、その傷が人を優しくしていて、
でも、もっと恨んだりしないのかなぁ?