眠れなかった昨日

昨日は眠れなかった。
初めて食べた冷凍食品がめちゃくちゃ油濃かったせいか、
疲れすぎていたせいか、
仕事のストレスか、
4時半頃まで起きていた。
デパスを飲んだらじきに眠れた。

眠れなかったので、本を読んだ。
田口ランディ「鳥はみずからの力だけでは飛べない」、読了。
親友の子供(17歳)がひきこもりで、その子への手紙をそのまま記載している。
途中から、手紙の中の文章と、ほんとにランディが思ってることがずれている感じ、
偽善的な感じがして、ちょっとやだったけど、
最後の方で、ランディが一気に感情を爆発させてきて
とてもよくわかった。
その内容がいい悪いはともかく
ランディ自身の考え・感情に正直になったところが好感をもてた。
さらに、上にかいたように仕事でのストレスで
自分自身が今の価値観に押し流されそうだったので、
そうではない考え方を提示していてくれて助かった。

僕は、ランディのことを「わからないことの天才」
だと思っている。あるいは、本書の中の言葉を使えば、
いろいろなことに「耳を澄ます」
ことの天才なのだと思う。
天才って言葉がおかしかったら、能力といってもいい。
そしてそれはすごい意思の力に基づいているのだと思う、
というか感じる。
そう。感じる。
それが、ランディに惹かれる理由なんだと思う。

今日はさすがに眠い。